これまでの原寸大表示システムの課題を解決
「Webサイト 原寸大表示システム」を使うことにより、パソコンなどのディスプレイを用いて、原寸大の画像で商品を確認できるようになる。オンラインショッピングの利用が急激に増えているwithコロナ時代において、重宝しそうなシステムといえるだろう。同様のシステムに関しては、大学などの機関でも研究が進む。しかし、専用のデバイスやアプリケーションが必要になるなどの課題があったという。埼玉県が開発した今回のシステムでは、前述の課題を解決。一般的なデバイスからWebサイトにアクセスするだけで利用できるため、実用化に一歩近づいた印象だ。
試作品にアクセスして、実際のシステムを体験してみよう
今回は、「Webサイト 原寸大表示システム」の試作品にアクセス可能となった。システムの体験期間は来年の3月31日までとなっており、体験用IDとパスワードを用いた閲覧体験が提供されている。まずは、体験用IDとパスワードを入力してログインを行う。続いて、原寸大表示用のモニター基準値の設定が必要になる。メニュー画面から「モニター原寸大表示基準値入力」を選び、表示された画像を定規で計測して数値を入力。入力が終わったらメニュー画面に戻って「原寸大表示」を選択すれば、電池やICカードなど、あらかじめ用意されたコンテンツの原寸大表示を試すことができる。
オンラインショッピングだけでなく、さまざまな分野で活用できるシステムとして、今後の実用化に期待したい。
PR TIMES
(文・早川あさひ)