同実験では、日本マイクロソフト株式会社のウェアラブルデバイス「HoloLens 2」および遠隔支援ソリューション「Dynamics 365 Remote Assist」を利用する。
施工管理プロセスの遠隔化に取り組むリノべる
案件ごとに条件や躯体の状況が異なるリノベーションの住まいづくりでは、施工現場におけるタイムリーな確認や意思疎通が重要だ。そこで、設計施工担当者は進捗状況や仕様確認のために現場を訪問するが、時間や労力を要することが課題となっていた。リノベるはこの課題を解決すべく、施工管理プロセスの遠隔化へ向けた実証実験をスタートしていた。同社は現在も、さまざまなデバイスを活用しながら業務オペレーションの設計や検証などに取り組む。施工管理の遠隔化により、移動やコミュニケーションにかかる工数の削減が期待できるという。
HoloLens 2とDynamics 365 Remote Assistを利用
今回は、従来の遠隔施工管理における意思疎通や資料共有の難しさといった課題の解消に向け、新たな実証実験を実施する。実験では、HoloLens 2を着用した現場担当者が、Dynamics 365 Remote Assistを利用。オフィスにいる設計者と、Microsoft Teams経由でコミュニケーションをとる。
現場担当者の目の前には、設計図などをはじめとした関連資料が、実空間上で提示される。そしてオフィス側の設計者は、高解像度の現場映像を確認する。このような取り組みを通じて、円滑なコミュニケーションの実現を目指していくとのことだ。
PR TIMES
(文・早川あさひ)