ディスプレイユニットを工夫
従来型のスマートグラスではディスプレイユニットとレンズが一体化していたため、鼻に大きな負荷がかかるという問題があった。そこでリコーのスマートグラスでは、こめかみ付近の眼鏡のつる部分にディスプレイユニットを配置。これにより、つけ心地を改善している。
スマートグラスでは1メートル先に約30インチの画面が見える計算だ。さらに両方のディスプレイにイメージが表示される両眼視タイプなので、広い視野角を実現している。
さまざまな用途に活用可能
スマートグラスでは現実の視界を見ながら、同時にデジタルイメージを参照できるのが特徴。リコーによれば、このスマートグラスは医療や建築、工場現場での作業指示、あるいは一般向けとして歩行案内などの日常生活支援に利用できるという。これらの業務でも、終日装着しても疲れない軽量さが生きる。
スマートグラスはそのゴツゴツとした外観などが原因で、一般向けへの普及はまだ進んでいない印象だ。しかしこのような軽量なスマートグラスが数多く登場すれば、我々が日常的にスマートグラスを装着する未来もそう遠くないうちにやってきそうだ。
リコー