そんななか、ヤフー株式会社は、「Yahoo! MAP」にて提供中の「混雑レーダー」をアップデート。対応施設の大幅な拡大とともに、より見やすくわかりやすい機能を追加した。
くり返すアップデートと増加するユーザー
「混雑レーダー」は2020年1月末に提供を終了していたが、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、2020年4月10日より再提供されている。「混雑レーダー」によって、2時間前から26時間前までの各時間帯におけるエリアやターミナル駅周辺の混雑度を地図上で確認可能。混雑状況が色わけされヒートマップで表示されるため、視覚的に確認できるという特徴がある。また、スライダー横の再生ボタンを押すと、混雑状況の推移をアニメーションで確認することも可能だ。
緊急事態宣言解除後の6月には、スーパーや薬局に加え商業施設や行楽施設周辺の混雑状況も確認できる機能を追加し、当日の1時間ごとの混雑状況も確認可能となっている。
その結果、現在の混雑レーダーの利用者数は、2020年1月末の提供終了時の約5倍にまで増加しているとのこと。
最新アップデートでより便利に!
このたびのアップデートでは、混雑状況がひと目でわかる3種類のアイコンを追加した。「普段より空いている」ときは青、「通常程度の混雑」の場合は緑、「普段より混雑」しているときは赤のアイコンが地図上に表示される。また、「Yahoo! MAP」トップページに「混雑レーダー」の表示ボタンを設置し、ユーザーはワンタップでより手軽に混雑レーダーを利用できるようになった。
さらに、「Yahoo! MAP」をはじめ「Yahoo!検索」「Yahoo!ロコ」でも提供中の、小売店や大型商業施設、行楽施設周辺の混雑状況が確認できる機能の対象件数を約3万件から約5万件に大幅に拡大している。
なお、小売店近辺の混雑状況は、株式会社unerryが運営する「お買物混雑マップ」の情報をもとに算出し、大型商業施設および行楽施設周辺の混雑状況は、同社が提供する各アプリ上で位置情報の利用を許可しているユーザーのデータを統計化したうえで算出しているとのこと。
今再び感染がひろがるなか、一人ひとりの感染症対策が必要になってくるだろう。その対策ひとつとして、混雑を避けることは重要であり、「混雑レーダー」はその行動決定をサポートしてくれそうだ。
ヤフー株式会社