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いつか乗ってみたい? ヴァージン・ギャラクティックが宇宙船「VSS Unity」の客室デザインを公開

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宇宙旅行開発のヴァージン・ギャラクティックは実際の宇宙旅行に使用される宇宙船の客室内デザインを発表した。

重力を管理できるリクライニングシート、フライト段階に応じた自動調整ムードライト、そして宇宙から外の様子を眺められるたくさんの窓など、最大限快適な宇宙旅行になるよう作られている。

客の体型に応じた座席

宇宙旅行客が乗り込む宇宙船「VSS Unity」のキャビンインテリアが公開されたのは初めて。ヴァージン・ギャラクティックとロンドンのデザイン会社Seymourpowellが共同で手掛けた。

公開された写真でまず目につくのが、宇宙旅行客が座る座席。6席が通路をはさんで2列に設置されている。通常の旅客飛行機と似ているが、座席はそれぞれ客の体型に合わせて作られるとのこと。

また、打ち上げ時や大気圏再突入時などの重力や衝撃を緩和しようと、座席にはUnder Armourと共同開発した特殊素材を活用している。ちなみにUnder Armourは宇宙服の開発も行っている。

計17の窓

ピーク高度では無重力となるが、旅行客がキャビン内を漂う時、動きをできるだけ制限しないような構造で、ぶつかることも想定されるためキャビンの表面は柔らかい素材となっている。

もちろん、宇宙旅行の最大の目的の1つが、地球を見ることになる。そのため、キャビンには合計17の窓が設置された。うち12の窓が旅行客用だ。座席の横だけでなく、真上にもある。

カメラ16台で旅を記録

宇宙旅行は誰でも行けるものではないが、もし幸運にもそのチャンスを得たら誰しもその眺めを目に焼き付けておこうとするだろう。そして、その夢のような景色を地球帰還後も楽しめるよう、キャビンには16台のカメラを設置している。

コックピットや宇宙船外部のカメラがとらえたものと合わせ、客は飛行中のビデオや写真にアクセスできる。フライトを終えた後すぐに写真をソーシャルメディアでシェアすることも可能という。

ロケットとともに打ち上げられてから地球に帰還するまで約90分。フライトステージに応じて自動で客室内の灯が調整されるようになっているなど、細部までかなり入念につくられている。

この宇宙船を体験できる人はかなり限られているが、多くの人にキャビンを紹介しようと、同社はモバイルアプリでAR体験できるようにするとしている。興味のある人はまず、発表ビデオをチェックしてほしい。

Virgin Galactic

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