なお、この「バーチャル秋葉原」は、株式会社ゼンリンの3D都市モデルデータをもとに制作されているとのこと。
実在する60店舗が出店!
「ComicVket 1」は、バーチャル空間上の同人誌即売会だ。各ブースで見本誌を見て、気に入ったものを購入(電子書籍DLまたは紙の本の通販)したり、参加者同士で交流したりできるイベントとなっている。2020年4月10日~12日にテスト開催された「ComicVket 0」には延べ約2万5千人が参加したという。今回の舞台となる「バーチャル秋葉原」には、リアルな秋葉原に存在している60の飲食店や家電量販店などが並び、店舗紹介やショッピングクーポンを配るサービスなどを実施する予定。コロナ禍にあって外出しづらい状況のなか、店舗と客の接点の持続が狙いのようだ。
出店企業の一例として、株式会社ドン・キホーテ、カードキングダム オンラインショップ、アクティブAKIBAバッティングセンター、ロボットロボット、横浜家系ラーメン壱角家など幅広いカテゴリの店舗が挙げられる。
そのなかでも、凸版印刷株式会社は、街の中央で「ComicVket 公式ショップby MEET MY GOODS」ブースを展開。そこで、同イベント参加クリエイターの作品が印刷されたTシャツ、マグカップ、プリマグラフィ(デジタルアートプリント)などのグッズを紹介するようだ。
自由に選べる参加方法
同イベントへの参加は、VR機器はもちろんスマホやPCからも可能。利用可能なVRプラットフォームは「VRChat」「cluster」「STYLY」の3つ。参加者の目的や使用機器に応じて最適なプラットフォームを選ぶといいようだ。プラットフォーム選びの参考としてそれぞれの特徴を簡単に説明しよう。
「VRChat」は、世界最大規模の米国プラットフォームで、日本語の解説サイトもあるが英語表示のみだ。不特定多数が会場にいて賑やかな「パブリック」と、自分や友達のみでゆっくり回れる「プライベート」が選べるのが特徴。
「cluster」は、これまで幾度となくTecable(テッカブル)でも取り上げてきた国産プラットフォームだ。スマートフォンに対応しているため、手軽に参加できるのが特徴。「グループビューイング」モードを使い、友達とボイスチャットをしながら回ることもできるという。
「STYLY」もまた、Techableが注目する国産プラットフォーム。1人モード限定のため、マイペースに会場を巡りたい人におすすめだ。インストール不要でPCからWebブラウザで利用できるのも便利そう。また、ARが使えるスマホアプリもあり、自室にブースを召喚して遊ぶこともできるようだ。
PR TIMES