今、有料動画配信サービス業界は飽和状態。4万タイトル以上を保有するTSUTAYA TV、テレビにもつなげられるU-NEXT、月額980円見放題で話題のhuluなど、各社ひしめき合っている。
そんな中、ネットショッピングの大手Amazonが、有料動画配
信サービスAmazonインスタント・ビデオをリリースしているのをご存知だろうか?
忙しい社会人には、頼れるネットショップとして特にユーザーの多いAmazon。その新サービスへの意気込みを、アマゾンジャパン、デジタル映像事業本部長ディレクターの安川武(やすかわ たけし)氏に話を聞いた。
Q. Amazonインスタント・ビデオは、どのようなサービスですか?
「セル、レンタルの販売形式をもち、それをそれぞれダウンロードとストリーミングのどちらの視聴形態でも楽しめる、コンテンツごとに課金されるサービスになります。
レンタルの場合、1本あたり48時間で99円から、セルの場合1本あたり1000円からの価格でお求めいただけます。」
Q.それでは、借りるだけでなく、お安く買うこともできるということですね。ユーザーはどのようにAmazonインスタント・ビデオを使ったら良いのでしょうか?登録するところから視聴するまでの流れを教えてください。
「もともとAmazon.co.jpのアカウントをお持ちのお客様は、そのまま通常の商品と同様に映像コンテンツをお求めいただくことができます。お求めいただいたコンテンツはKindle Fireをはじめ、PC, iPhone, iPadでの視聴が可能です。」
Q.アメリカで始まり、日本にやって来たAmazonインスタント・ビデオですが、日本市場の他社とはここが違う!という点は?
「映像配信のみならず、DVDなどのパッケージ映像の販売も同じプラットフォーム上で行っている点です。これにより、お客様は、同じ映像コンテンツを、配信でのセル、レンタル形式のみならず、DVDとブルーレイを加えた、幅広い選択肢の中からお選びいただけることになります。」
Whispersync対応で、iPhoneで見ていた続きを家に帰ってからパソコンで続きを見る、ということもできる。
Amazonユーザーなら、特別な契約なしで買い物のついでにワンクリックでレンタル。他では見られない劇場未公開作品があったり、アカデミー賞受賞作品が先行配信されていたり、注目のコンテンツも多い。気軽に始められ、楽しさが広がりそうだ。
Amazonインスタント・ビデオ
(Writer: Saera Jin)