ポータブル検査キットと遠隔接客サービスを併用
今回のリモート視力検査システムでは、レフ(他覚的屈折測定機)やフォロプター(自覚的屈折検査機)といった機器に加え、専用ソフトをインストールしたスマートフォンなどをセットにして顧客へ送付。検査専任コンシェルジュのサポートを受けながら、顧客自身が視力測定を行う。ビジョナリーHDでは、同社のグループ店舗で勤務するスタッフが、顧客の相談にリモート対応するサービス「お家でコンシェルジュ」を先月から開始。その一環として、Zoomを使用した遠隔視力測定も実施している。
しかし、その視力測定には制約があり、新しい度数を検出してメガネをつくることは不可能だった。そこで今回は、ポータブル検査キットと遠隔接客サービスを組み合わせて運用。遠隔でも精度の高いセルフ視力測定が実現し、来店や通院不要で新規の度付きメガネを提供できるようになった。
自宅にいながらにして度付きメガネを購入できる
サービスの利用にあたっては、「お家でコンシェルジュ」への電話申し込みが必要だ。続いて専用ポータブル検査キットを受け取り、Zoom上でコンシェルジュのサポートを受けながら視力測定を実施。測定データに基づき、その場で各メーカーのレンズオーダーが可能になる。レンズに加えてフレームも選んだ後は、完成したメガネの配達を待つだけだ。サービスの利用価格は4,000円(税別)で、機材の往復送料および「お家でコンシェルジュ」スタッフによるサポート費が含まれる。検査にかかる時間は、機器の説明とセッティングを含めて約1時間となっている。
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(文・早川あさひ)