■高さ11.6センチのオブジェが製作可能
どれくらいコンパクトなのかというと、最大で高さ11.6センチのものが作れる。フィギュアや小物、部品、プロトタイプなどを作るには不足はないだろう。プリンターそのものの大きさは18.5センチの立方体で、重さは1キロと既存のものに比べると画期的ともいえる小ささだ。
MicroはパソコンとUSBケーブルでつないで使用する。Mac、Windows、そしてLinuxに対応していて、使える素材はABS樹脂、プラスティック、ナイロンなど。Micro専用のものだけでなく市販されている1.75ミリのフィラメント・スプールも活用できる。
■専用ソフトウェアで初心者でも簡単操作
ものづくりを手軽に楽しんでもらおうと、Micro専用のソフトウェアも用意されている。オンライン上にあるオブジェクトを選んで3Dデータをダウンロードすれば、大きさ調整やイメージチェックなどができるというもの。シンプルかつ楽しく操作できるので初心者でもラクに3D製作できるようになっている。
Microは現在、資金調達サイト「Kickstrter」でキャンペーンを展開中だが、今、最も注目を集めているプロジェクトといっても過言ではないだろう。というのも、キャンペーン開始からわずか11分で目標額の5万ドルを達成し、そして10日現在、190万ドル超を集めている。
何が多くの人を惹き付けているかというと、やはり価格だろう。最安値199ドルはすでに“完売”し、現在は299ドル出せば入手可能となっている(送料別途)。米国外からは、Amazonの支払い可能アカウントを持っていればキャンペーンに参加できるようだ。
Kickstrterのページでは製作の様子のムービーが閲覧できるので、興味のある人はチェックしてほしい。
Micro/Kickstrter