イタリアのデザインスタジオ「Pantheon Audio」は、そんな人たちに向けてスタイリッシュなスマートスピーカーを作った。それが「PANTHEON」だ。イタリア発のミニマルデザインがイカしている。
レッド・ドット・デザイン賞を受賞
「PANTHEON」(パンテオン)はローマ市内のマルス広場に建造された神殿の名前でもある。このスマートスピーカーのデザインコンセプトも、その神殿から生まれている。胴体が中空になっているのが特徴的だが、これは音の広がりを良くするためだけでなく、神殿のドーム中央に設けられた円形の天窓をイメージしているそう。
まるで現代アートのオブジェのような「PANTHEON」は、その静謐な美しさが評価され、国際的なプロダクトデザイン賞として知られるレッド・ドット・デザイン賞を受賞した。
Amazonアレクサ搭載
「PANTHEON」のもうひとつの特徴は、Amazonの音声アシスタント・アレクサを搭載していること。つまり、声で指示してアレクサに曲を探してもらったり、その時の気分に合わせた選曲をしてもらったりという、スマートスピーカーならではの便利さを全て享受できるわけだ。もちろん、ニュースや天気予報を聞いたり、家電品を声で操作するなど、普通のアレクサスピーカーとして使うことができる。また、「PANTHEON」専用のアプリを使ってスマートフォンからスピーカーをコントロールすることも可能。
IT企業とは別次元の視点からデザインされた「PANTHEON」。そのフォルムは、スマートスピーカーに新しい風を吹き込むのではないだろうか。そして、洗練されたスタイルとテクノロジーの両方を求めるユーザーに、強く訴えるだろう。
PANTHEON