しかし、そうでない人の強い味方になってくれるアプリが現在、米国で開発中だ。なんと、スマートフォンのカメラで料理の写真を撮るだけでおおよそのカロリーを表示してくれるというものだ。
そうは言ってもまだ開発中で、手掛けているSRI Internatinalは1年以内の実用化を予定しているという。
SRI Internatinalと聞いて、テクノロジーに詳しい人ならピンときただろう。そう、Appleのパーソナルアシスタント機能「Siri」の開発を手掛けた会社だ。
同社の「Ceres」と名付けられたこのカロリー計算プロジェクトには画像認識技術を用いていて、アプリ実用化に向けてクリアしなければならない問題が2つある。1つは、写真の食べ物が何かを正確に認識すること。2つめは、料理のボリュームをどう計算するかということ。
その2つがクリアできたとしても、写真ではとらえられない要素(例えば料理に油やバターを使っているかどうか)により、カロリーに幅が出てくるのは必死だ。その幅を埋めるべく、ユーザーがどこにいるのか(レストランのジャンルなど)や、過去にどういうものを食べているのかなどSiri的機能を使うとみられる。
Siriに使われている音声認識技術が今現在も改善されつつあるように、画像認識もまた同様だろう。Ceresが実用化されれば、世界中のダイエッターのスマホにダウンロードされるに違いない。
SRI Internatinal