そのレーザー彫刻機を家庭でも気軽に使えるようにしたタイプを香港のスタートアップが開発した。「Wainlux K6」だ。卓上で使えるサイズながら、木材、皮革、ファブリック、アクリルなどあらゆる素材に対応する。
小物になんでも彫刻
Wainlux K6はかなりコンパクトなレーザー彫刻機で、場所をとらない一般家庭向けだ。本体が小さいので彫刻対象物も小さな物に限定されるが、普段使う小物には十分対応できる。使い方は、まずWainlux K6をスマートフォンやコンピューターとケーブルもしくはWi-Fiでつなげる。そして専用アプリやソフトウェアで、刻みたい文字やイラストを設定する。
端末内にある写真を編集して使ったりもでき、もちろん彫刻するコンテンツのサイズを変更したり回転させたりといったことも可能だ。
食品の表面にも
最大レーザーパワーは3000mW。どんなものに彫刻できるかというと、財布や手帳などの革製品、コースターやボードといった竹・木材品、トートバッグなどのファブリック製品など。レモンやマカロンといった食品の表面にも刻めるのはユニークだ。彫刻エリアは8センチ四方。つまりこのスペースに収まるものに彫刻できる。レーザー出力は100mW単位で調整可能で、連続8時間駆動する。
Wainlux K6は現在クラウドファンディングサイトKickstarterで資金調達中。すでに目標額は達成し、記事執筆時点の出資額は1232香港ドル(約1万7000円)〜となっている。出資は8月20日まで受け付け、今年9月にも発送が始まる見込みだ。
Wainlux K6/Kickstarter