世界各地の窓からの眺めを閲覧できる「WindowSwap」だ。サンフランシスコの美しい夕陽、緑が濃いドイツののどかな景色、喧騒が聞こえてきそうなジャカルタの街並みなど、ちょっとした海外旅行気分も味わえる。
バラエティに富んだ眺め
WindowSwapのウェブサイトには、個人が自宅の窓からの眺めを撮影したものが集められている。つまり閲覧する人は投稿者の家の中に“お邪魔”して、その家の窓からの眺めを擬似体験できる。投稿されている眺めは実にバラエティにとんでいる。青空と海が広がるうっとりするようなリゾート的なものもあれば、雨が降っている中にビルが立ち並ぶ都会、ポーチで飼い犬がうろついている日常生活的なものなど。
映像の端には投稿者の名前と国・都市が表示される。映っている植物の種類や建物の様式などに国・土地柄が出ていて、次々にクリックしたくなる。
誰でも提供できる
このウェブサイトはシンガポール在住の夫婦が作成した。世界中の多くの人と同じように、新型コロナで在宅時間が長くなり、自宅からの眺めに飽きたところでWindowSwapのアイデアを思いついたという。サイトの名称にある通り、WindowSwapは眺めをスワップ(交換)するための場所で、誰でも自宅の眺めを撮って提供できる。
提供するにあたっての注意点は、窓からの眺めであることがわかるように窓枠が少しでも映っていること、ランドスケープモード(横位置)での撮影であること、動画の長さは10分間あることなど。
新型コロナ収束の兆しが一向に見えない中で気が滅入っている人もいるかと思うが、世界各地の窓からの眺めで気分転換をはかってはどうだろうか。
WindowSwap