オンライン上で故人をしのぶためのサービス
葬想式は、スマホから写真やエピソードを共有し、故人をしのぶためのサービスだ。同サービスの主な特徴として、故人の親族が選んだ写真やエピソードを掲載できることが挙げられる。これは、斎場のメモリアルコーナーをイメージしたものだという。
また、喪主は、参列者から故人へのメッセージを受け取ることができる。そして、喪主が承認したメッセージに関しては、他の参列者にも公開される。故人に関する思い出を語り合うような場を再現したとのこと。
葬想式の開催準備はシンプルで、まずは故人や喪主の名前といった基本情報を入力する。続いて、故人の写真や紹介メッセージを登録。最後に、LINEやメールなどを使って参列者へリンクを送る。
参列者側は、喪主からリンクを受け取った後、受付ページで名前を入力して参列する。なお、「どんなときも、どこにいても大切な人とのお別れを諦めない」という事業方針に基づき、サービスは無料で提供される。
葬儀のあり方が変化しつつある現代
現代では、直葬や家族葬のような少人数の葬儀に対するニーズが高まっており、葬儀のあり方が変化しつつあるといえるだろう。最近では、オンラインで葬儀に参列できるサービス「スマート葬儀」が登場し、Techableでもそのニュースを取り上げた。今回の葬想式も、新しい選択肢のひとつとして、故人に思いをはせるための場所を提供する。株式会社むじょうは同サービスを通じて、死という節目に立ち会う人々に寄り添っていく。
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(文・早川あさひ)