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KDDIが脳神経科学とAIを組み合わせスマホ依存防止のアプリを開発

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KDDI株式会社、株式会社KDDI総合研究所、株式会社国際電気通信基礎技術研究所、株式会社XNefは、脳神経科学とAIを組み合わせ、スマートフォンの使い過ぎなどの「スマホ依存」に関する共同研究を開始した。

スマホ使いすぎな深刻な現状

KDDIは、2016年度からスマートフォンの使い過ぎによる影響の調査・研究を実施。アンケート調査では、多くの人が「スマートフォンの利用を改善したい」「睡眠時間の減少、視力の低下、生活習慣の乱れなどの悪影響がある」と感じていることも明らかになった。

このような状況から、KDDIとKDDI総合研究所は、これまでの啓発活動に加え、科学的な観点での「スマホ依存」に関する研究を進めることの必要性を感じ、今回の共同研究実施へ至ったという。今後、「スマホ依存」の実態調査・解明を進め、2024年度中の「スマホ依存」の改善・予防を行うスマートフォンアプリの実用化を目指していく。

脳科学の観点から

共同研究では、脳情報やスマートフォンの行動情報をAIで解析し、「スマホ依存」の状態を検知する手法の開発を目指すほか、精神疾患との関連性なども調査し、スマートフォンの利用状況から精神疾患を類推する手法などの開発も行う。

また、脳活動を活用した「スマホ依存」の軽減という観点から、「スマホ依存」を引き起こす脳活動を可視化し、「スマホ依存」の程度を軽減する手法を研究。「スマホ依存」の検知・改善・予防を行うスマートフォンアプリの開発に向けた課題の確認・手法の検討を行い、最終的には2024年度に実用化を目指す。

今後は病院などの医療機関との協力関係を構築し、研究活動を拡大していく計画も発表されており、「スマホ依存」の改善につながるスマートフォンアプリの実用化を通じて、誰もが適切にスマートフォンを利用できる安心で豊かなデジタル社会の実現を目指し研究をすすめていくとのこと。

KDDI株式会社

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