美術に特化したオンライン教育
コロナ禍で学校への通学が難しくなる中、オンライン教育への注目が集まっている。中国で2014年に創業されたMeishubaoは、美術に特化したオンライン教育を展開し、多くのユーザーを集めてきた。主に3歳~18歳を対象に、94か国から1000万人のユーザーを獲得し、月間の売り上げは2850万ドルに達すると言われる。
教師は美術の学位を持ち、厳しい採用試験を通過した人を採用。生徒はモバイル端末を通して教師とコミュニケーションをとりながら、絵を描くなどの実践的な美術教育を受ける仕組みだ。
1対1やグループなど、複数のコースが用意されている。
さらにカリキュラムを追加する計画
Meishubaoは当初、美術大学への入学試験準備に特化した美術コースを主に開発していたが、ビジネスを拡大するにつれ、初等教育レベルにもカリキュラムを展開するようになった。その他にも、SaaS(ソフトウェア・アズ・ア・サービス)型のアプリや、教師向け管理機能、情報管理と研究開発といった分野で製品開発を進めてきた。今後も、アプリの機能拡張やカリキュラムの拡充に取り組む見込みだ。
2020年7月には4000万ドルの資金調達を発表した。この投資を主導するのは、WeChatで知られるテンセント。あらゆるサービスを統合しつつあるテンセントは、教育事業への投資を進め、業界の発展に貢献しようとしている。
Meishubao