実験導入の概要
モスバーガー大崎店のゆっくりレジに、遠隔操作型の分身ロボットであるOriHimeを設置。難病などによって外出困難な「パイロット」が、遠隔地から同ロボットを操作して接客を行う。ゆっくりレジでは、OriHimeと相談してメニューが選べる注文方式を採用。子どもがいる家族やシニアなど、時間をかけて注文内容を決めたい利用客への対応を想定している。OriHimeが利用客と話をしながら、それぞれの希望に応じたメニューを案内するとのことだ。
実験期間は今月27日~今年8月下旬を予定しており、期間内の平日14~18時が実験の時間帯となる。
2社がタッグを組んだ背景とは
オリィ研究所は、OriHimeや「OriHime-D」などの遠隔操作型ロボットを開発し、提供してきた。また、遠隔地にいる人がロボットを通じて接客を行う「分身ロボットカフェ」を期間限定で開催するなど、ロボットを用いた新しい働き方の実証実験を進めている。今回は、モスフードサービスがその取り組みに共感し、ゆっくりレジの導入につながった。同社はダイバーシティ社会を推進し、顧客と従業員の両方が笑顔になる店舗づくりを目指している。
どのハンバーガーを頼もうか迷ったときでも、OriHimeと話をしながら決めればメニュー選びが楽しくなりそうだ。
PR TIMES
(文・早川あさひ)