「VACAN」導入を希望する商店街用に申込みの特設ページを開設中だ。
「いま空いているか 1秒でわかる」サービス
同サービスはAI・IoTにより飲食店や商業施設、トイレなどの空き情報を可視化し、さまざまなデバイスで確認できるのが特徴。PCやスマートフォンはもちろん、デジタルサイネージなどにも空き情報を表示することが可能だ。空き情報は、センサーやカメラで検知し自動で発信するか、スタッフが「空」「やや混雑」「満」の3つのボタンがついた機器「IoTボタン」を操作することで発信する。
「空きあり」「やや混雑」などの情報をタップすると店舗・施設の詳細が表示され、7月中にはそこから予約もできるようになるという。
同サービスは、九州エリアでの先行公開を経て、2020年6月8日に関東エリアにて正式公開。その際、6月以降の3ヶ月で掲載店舗500件以上という目標を掲げている。
商店街の安全な繁盛をサポート
そしてこのたび、「みんなで守ろう。おおさか」をスローガンに進められている商店街感染症対策等支援事業に賛同した同社は、10月末までの期間、同サービスの初期費用と月額費用および予約機能を使った場合の予約件数に応じて店舗が負担する手数料を無償で提供すると決定した。無償トライアルを申し込んだ店舗・施設に「IoTボタン」が設置され、スタッフが混雑状況に応じてボタンを押すことで、「VACAN」のマップ上の表示が切り替わるという仕組みだ。
なおこの無償トライアルは、同事業におけるクリーン化、デリバリー・テイクアウト導入促進、キャッシュレス決済導入促進、クラウドファンディング活用促進のプロジェクトを実施すべく選定された107の商店街に限定提供されるとのこと。
同社は「VACAN」のほか、トイレの空室状況を可視化する「VACAN Throne」も提供している。また、「VACAN Throne」のオプションとしてトイレの各個室に混雑状況を表示するタブレットを設置し、長時間利用者に退出を促すなど「空いている場所を作り出す」サービスも展開中だ。
そして2020年6月23日より、東京駅八重洲口の商業施設「グランルーフ」にて、行列に並ばず順番待ちができるWeb整理券サービス「VACAN Noline」の実証実験を開始している。
ウィズコロナ時代の「密」を避けるソリューションとなり得る同社のサービスの今後に注目したい。
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