そうではなく、ケーブルもアプリのダウンロードも不要なのがトランスミッターだ。このほどクラウドファンディングサイトKickstarterに登場した「Hyper Mirror」は「遅延ゼロ」をうたう。
ミリ波で転送
Hyper MirrorはテレビやモニターのHDMIのコネクターに差し込むレシーバーと、スマホやタブレット側のUSB Type-Cポートにトランスミッターをつなげる。iPhoneのようにライトニングの場合はアダプターを介在させる必要がある。両方を設置すると、トランスミッターを取り付けたデバイスのコンテンツがレレシーバーを設置したスクリーンへと送られる。
その際はミリ波を活用していて、開発元によるとBluetoothやWi-Fiよりも転送スピードが速く、ほぼ遅延はないとのこと。また、5Gネットワークに使われるミリ波ではより安定した接続と高クオリティになるという。
ビジネスシーンでも活躍
Bluetooth、Wi-Fiどちらも使用しないというのは、つまりインターネット接続やデバイス間のペアリングを必要としないことを意味する。プラグ&プレイでかなり手軽だ。また、Hyper Mirrorはスマホ内にあるコンテンツはもちろん、YouTubeやNetFlixなどのストリーミングサービス、ワードやエクセルなどのアプリなどに対応し、エンターテイメントからビジネスシーンまで幅広く活躍する。
トランスミッターはNintendo Switchにもつなげられるので、大画面でゲームを楽しむのもありだ。
家庭やオフィスで活躍するHyper Mirrorは現在Kickstarterで109ドル(約1万2000円)の出資で入手できる。すでに目標額は達成していて、7月30日まで出資を受け付けたのち、すぐに発送が始まる見込みだ。
Hyper Mirror/Kickstarter