そんなラップミュージックを理解するのに、大きな助けとなりそうなWebサービスがRapGeniusである。自身が熱狂的なラップファンであるBen Horowitz氏が所属する投資会社Andreessen Horowitzは、このRapGeniusに1500万ドルの投資をすることを発表した。
RapGeniusでは、アカウントを作成することで、サイト内のコンテンツの編集をおこなえるようになり、ユーザーの誰でも、ラップの歌詞に注釈をつけたり、既存の注釈を編集したり、新規で歌詞をピックアップしたりすることができる。また、コンテンツの品質向上に貢献した場合、貢献度に応じて“Rap IQ”が付与されるようになっている。
このRapGeniusが目指しているのは、単なるラップの歌詞注釈ツールではなく、ラップに関する事典データベースや、ウィキペディアのような存在になることだ。さらに将来的には、アメリカ国内のラップ歌詞を取り扱うだけではなく、世界各国の歌や詩、文学、科学用語などの注釈ポータルサイトとして、さまざまな文化の架け橋になってほしいという、大きな期待が込められている。
RapGenius