このたび、オンライン商談における成約率の向上が期待できる予習型営業VRソリューション「MTG0(ミーティングゼロ)」の提供を開始した。
事前のVR体験で理解を深める
「MTG0」は、VRゴーグルを装着することで、その製品が必要となる瞬間の「使用体験」をVRによる当事者目線で体験できるソリューションだ。使用フローとしては、商談予定の前に「MTG0」を商談相手に送り、電源を入れて装着してもらうのみ。商談相手はVRのコンテンツ体験を通じて、その製品の特徴や使用方法、どのような課題を解決できるのかなどを事前に実感し製品への理解を深めることができる。
このようなVR体験は、製品・サービスの利用イメージが難しい業界との相性がいいという。例えば、保険業界の場合、「もしこのような状況に陥ったら」というシーンをVRで体験してもらったり、モビリティ業界の場合は、険しい道を難なく走行する車の力強さを体験してもらったり、医療業界では、その製品が実際に使用されるケースの手術室を体験してもらうことが可能となるのだ。
同社は今後、「体験」を提供することで高い効果が得られる医療や製薬、保険などの業界に向けて展開していくとしている。また、オンライン商談の効率を戦略的に上げる新システムの開発に取り組み、幅広い業界への提供を目指すとのこと。
成約コストが6分の1に!
「MTG0」は、現在急速に広がっているオンライン商談の課題を解決へと導く。オンライン商談での課題としては、会社説明や商品説明など前置きが長くなかなか本題に入れないということが挙げられる。また、言葉での商品説明では相手に伝わりにくいことも難点のひとつ。これは「MTG0」を使った事前のVR体験により商品説明などを割愛することで解決するだろう。こうして商談の時間を短縮できることで「集中力の低下」からの成約率低下というオンライン商談の課題のひとつも解決できそうだ。
そのほか、「MTG0」を用いたオンライン商談では、VR空間内の顧客の視線を分析しニーズを可視化できることや、決済者へ事前共有により1回の商談での成約が可能となるなどのメリットがある。もちろん、通常のオンライン商談における移動時間や交通費などのコスト削減というメリットはそのままに。
同社は実際に「MTG0」を使用してオンライン商談を進めてきたようだ。その結果、人員・諸経費は以前よりも大幅に削減しながら、商談数および成約率は増加、成約までのコストを6分の1にまで抑えることに成功したという。
同社はVRを活用したさまざまなソリューションを提供しており、以前Techable(テッカブル)でも取り上げた「人工肺ECMO教育VR」や、このたびの「MTG0」はウィズコロナ時代の新たなソリューションとして注目されそうだ。
PR TIMES