そんな人向けに、米国のスタートアップがプログラム可能なロボット「Nabot AI」を発表した。カメラやアームを備え、コマンドで物を運ばせるなどの操作が可能になる。
小物をつかむことも
Nabot AIは戦車のようなデザイン。実際、4つのタイヤはベルトで動き、ハードフロアに加え、カーペット上でも走行できる。フロント部分には3軸ロボティックアーム、中央部分にHDカメラが搭載され、ユーザーは専用のアプリからコマンドをコーディングして動かせるようになっている。どんなことができるかというと、アームの先はクリッパーになっているので、部屋の片隅にある小物を挟んで持ち上げ、移動し、別の場所にある箱に入れる、ということが可能だ。ペイロードは300グラムとなっている。
床掃除もできる
また、つかめないサイズのもの、たとえば小包などは床の上を押して動かすというのもありだ。乾拭き用モップを持たせて部屋中を走る回らせて床掃除をするという使い方もできる。活用方法はアイデア次第で広がり、そうした動きを全てユーザーがコーディングできるのがNabot AIの魅力だ。
しかし、そこまでコーディングには興味がなく、単純にいろいろと動かしたい、という人向けにも何回かのクリックで操作できるようになるモードが用意されている。つまり初心者から上級者まで“マイロボット”の操作を楽しめる。
Nabot AIは現在クラウドファンディングサイトKickstarterで資金調達中。すでに目標額は達成し、出資額は記事執筆時点で259ドル(約2万8000円)〜となっている。出資は8月10日まで受け付け、来年1月にも発送される見込みだ。
Nabot AI/Kickstarter