同社はこれまで、新品の家具を最大65%OFFのオフィス家具通販やワークチェアのサブスク(「Kaggレンタル」)で提供してきたが、同サービスをもって中古家具へと事業領域を広げるようだ。
新サービスは時代の流れから生まれた
現在、新型コロナウイルスの影響で完全リモート移行によりオフィスを解約した企業や、ソーシャルディスタンス確保のために席数を減らす企業など、オフィス家具を処分したい企業が増えているようだ。一方で、在宅勤務の環境を整えたい人や拡張移転でオフィスの席数を増やす予定の企業は「家具をできるだけ安く購入したい」という思いがあるという。こういったオフィス家具を売りたい企業と安く買いたい人や企業をマッチングするのが「Kaggマルシェ」だ。サービス対象エリアは、東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県で、対象商品は縦・横・高さの合計が300cm以内(1辺の長さは170cm以内)かつ重さが30kg以内のメーカー品のオフィス家具。また、出品者は法人に限られるとのこと。
出品者・購入者ともに安心のサービス
同サービスを利用する出品企業の大きなメリットは、出品・配送の手間がかからないという点だろう。商品の梱包から配送までをすべてKaggマルシェスタッフが行うという。加えて、Kaggマルシェ事務局による出品代行サービスを依頼すると、商品の写真撮影とデータ登録の代行も可能とのこと(出品代行料金は出品価格の10%)。
また、売買取引成立後のトラブル回避のため、出荷手続きは購入者の入金確認後に開始されるようだ。さらに、売れ残った場合に商品の廃棄を請け負ってくれるのも魅力のひとつだろう。
一方、購入者のメリットも多く、最たるのもはリーズナブルな価格といえる。これは、倉庫・保管コストや店舗コストの削減、「Kagg.jp」の配送ルートへ組み込んで物流コストを圧縮したことにより実現したようだ。また、「Kagg.jp」の配送ルートに組み込んだことによって、低価格の実現とともに、家具配送のプロによる安全かつ丁寧な配送も可能となった。
さらに、購入者は配送された商品を実際に目で見て確認し、キャンセルすることができるのも大きなポイント。オンラインショッピングならではの「実物を見られない」という不安を解消する仕組みといえるだろう。
そして、1点あたり3,300円(税込)で配送前のクリーニングにも対応しているとのこと。ただし、2020年7月現在、クリーニング対象商品はオフィスチェア・ミーティングチェアのみ。
驚異の割引率!
実際に「Kaggマルシェ」を覗いてみると、その割引率に驚く。オカムラのContessa seconda(コンテッサセコンダ)は234,630円から値引きされ59,455円に、ハーマンミラーのSAYL Chair(セイルチェア)は83,600円から値引きされ19,800円に。そのなかで最安値だったのは、イノウエのオフィスチェア FEMで8,305円(22,900円からの値引き)で販売されていた。なお、商品は「おすすめ商品」から探せるほか、カテゴリ検索や「コクヨ」「エルゴヒューマン」「イトーキ」などのメーカーから探すことも可能だ。
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