ドローンの飛行軌跡によって判定
スカイエステートは、「卒業生の進路につながる技術指導」をコンセプトとしてドローンスクールを運営し、幅広いニーズに対応できるカリキュラムを展開してきた。その中で、ドローン操縦士のスキル可視化は優先度の高い課題と判断。そこで、今回の「ドローン操縦士技能検定」を開始した。同検定では、株式会社トプコンが手がけるトータルステーションを活用し、ドローンの飛行軌跡を測定。その結果を特定のアルゴリズムで計算し、操縦スキルを5段階で判定する。評価の低い項目に関しては、スカイエステートのスクールインストラクターによる指導を受けられる。
この検定は、スカイエステートが展開するスクールのオープンコース・アドバンスコース・インストラクターコースのカリキュラムに組み込まれている。また、操縦士免許の保有者であれば誰でも有料で受験できるとのこと。年4回までの受験が可能で、結果はデータで発行される。
操縦スキルの定量的な把握に役立つ
最近ではドローン人材を育成するドローンスクールが増えつつある一方で、スクール出身者の操縦スキルが企業の求める基準に満たないケースも多いという。そのようなミスマッチは、スキルの定量的な把握によって未然に防げる。今回の「ドローン操縦士技能検定」が指標となれば、操縦士と企業の双方に大きなメリットがありそうだ。また、スカイエステートは今後、「外壁調査プロフェッショナルコース」(今年9月開校予定)などの専門コースを順次提供し、ビジネスシーンで活躍できる操縦士の育成を支援していく。
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(文・早川あさひ)