デジタル名刺のニーズ
近年、「Z世代」や「デジタルネイティブ」という言葉が広く認知されるようになった。幼いときからインターネットに親しんできた若者の多くは、SNS上で自由な表現活動を行っている。なかには、複数のSNSを利用する人も少なくないだろう。そのなかで、複数のSNSプラットフォーム上にある自分のデジタル情報をまとめておくのが難しいという課題が浮上している。
また、新型コロナウイルスの影響でオフラインでの人との交流が激減。各種イベントや飲み会など人との出会い・交流の場はオンラインへと移り変わりつつあるようだ。
このような状況を受け同社は、スマートフォンで簡単に作成でき、QRコードで交換できるデジタル名刺アプリ「handshake」をリリースした。
自分の世界観をオリジナルページに集約
同アプリの最大の特徴は、見てもらいたいSNSやWebサイト、欲しい物リストなどをアイコンとして1ページにまとめられることだろう。これにより、複数のSNSプラットフォーム上に散らばった情報を1か所にまとめておくことができる。また、アイコンのデザインはデザインツールを使用することでスマートフォンで簡単に作成可能。自分の写真を使ったり、きれいな風景画像を使ったり、シンプルに文字だけにしてみたり……handshake自体もまた自己表現の場となり得るのだ。
作成したデジタル名刺はQRコードで簡単に交換可能。ビデオ会議のバーチャル背景にQRコードを貼り、相手に読み込んでもらうだけで自分のhandshakeページをシェアできる。また、SNSのプロフィール欄にhandshakeのリンク貼ることでも共有可能だ。
シェアされたページの「Instagram」「YouTube」「Spotify」などの各アイコンをタップするとリンク先に遷移するという仕組みになっている。
Techable(テッカブル)では以前、ビジネスパーソン向けにSansanが発表した「オンライン名刺交換機能」や、仕事・趣味・SNSなどの情報をまとめて交換する「Airz Link」などを取り上げた。このたびの「handshake」も含め、このようなサービスにより、リモートでの人と人との出会いが加速していくような気がする。
PR TIMES