クリエイティブな交流の場
2012年に東京渋谷で誕生し、現在は世界8ヶ国11拠点に展開中のFabCafeでは、レーザーカッターや3Dプリンターなどのデジタルファブリケーションマシンを設置し、自由なモノづくりができる環境を提供。人々の交流を促し、コミュニティを形成していくことを目指しており、食、アート、バイオ、AIから教育などさまざまなジャンルのイベント開催や、企業や団体との共創も積極的に実施している。FabCafe Nagoyaがオープンするのは、名古屋市のランドマークのひとつ久屋大通公園にできる「Hisaya-odori Park(ヒサヤオオドオリパーク)」。自動車産業をはじめ、多様な産業が集積する世界有数のものづくり地域である東海エリアの中心地で、 製造業と世界のクリエイティブの架け橋として、コミュニティ間をつなぎ、東海エリア発の新しい「コト」を起こすムーブメントの創出を目指す。
素材とデザインにもこだわり
FabCafe Nagoyaの内装デザインは、国内外のデザインアワードや建築賞を数多く受賞する谷尻誠+吉田愛/SUPPOSE DESIGN OFFICEが担当。公園と一体感が生まれる店舗を目指し、木材をふんだんに取り入れている。オープンに先駆け、7〜8月にかけてさまざまなイベントを開催する予定。また、素材の魅力を探求する「MTRL(マテリアル)」のショーケースも設置。東海エリアを拠点に活動するデザイナー、エンジニア、アーティストだけでなく、企業、自治体、教育機関などさまざまな人とテーマが集うコミュニティを可視化していくという。
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