同作品は屋外に設置され、入館の有無を問わず誰でも鑑賞できるパブリックアートであり、その大きさはデジタルテクノロジーによるアートとして他に類を見ない仕上がりとなっているとのこと。
また、『人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング - Infinity』が期間限定で夏仕様になるようだ。
人に反応して動く滝
チームラボプラネッツは、「Body Immersive」というコンセプトの超巨大な4つの作品空間と屋外作品を中心とした計8作品からなる「水に入るミュージアム」だ。アートのなかに身体ごと没入し作品と一体となることで身体と作品との境界を取り払い、人と世界との連続的な新しい認識を模索する場である。
このたびの新作『空から降り注ぐ憑依する滝』は、無数の水の粒子の連続体で水を表現し、粒子間の相互作用が計算された作品だという。
粒子の動きにより空間上に描かれる線の集合をチームラボが考える「超主観空間」によって平面化し滝を描いているとのこと。人が作品に近づいたり、上に立ったりすることで水の流れが変わるなど、永遠に変化し続ける作品になっている。
圧倒的没入空間へ
これまでの作品も引き続き楽しめるというので、ここで一部紹介しておこう。裸足になって水の中を歩く来場者に鯉がぶつかると花が咲く『人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング - Infinity』は、1年を通して季節ごとに咲く花を変え、7月16日~8月2日の期間限定でひまわりを咲かせるようだ。
そのほか、光の点の集合で立体物を創る『The Infinite Crystal Universe』は、来場者がスマートフォンから選んだモノを投げ込むことで立体物が生まれ空間そのものを創り上げる。立体物は互いに影響しあい、出現場所や人の存在にも影響を受けながら変化し続けるという。
四季折々の花が変化しながら咲き誇る生命の宇宙が広がる空間『Floating in the Falling Universe of Flowers』は、知らぬ間に身体が浮遊し世界と一体化していくような体験ができる。
『坂の上にある光の滝』は、暗闇の中の水の粒子のみに光を当てることで残像効果により光跡を残し、光跡の線の集合で光の滝を出現させる不思議な空間だ。
チームラボプラネッツは、新型コロナウイルスの影響による臨時休館を経て、6月5日より入館制限やマスク着用の徹底など感染防止策を実施のうえ営業を再開した。開館時間や感染防止策についての最新情報はウェブサイトを確認するといいだろう。
PR TIMES