微小重力、低重力の環境で使えるデザインを求めている。個人、チームでの応募が可能で、優秀作品(複数)に贈られる賞金は計3万5000ドル(約375万円)だ。
次世代トイレ
プロジェクト名は「NASA Lunar Loo」。Looはトイレを意味するくだけた表現で、地上のものと同じような機能を有する“ムーントイレ”の設計を世界中から募集する。ムーントイレの要件は、地球の6分の1という月の低重力環境に加えて微小重力でも使用できることだ。というのも、NASAはアルテミスの先に火星探査も視野に入れているからだ。
微小重力環境に対応する“宇宙トイレ”はすでに国際宇宙ステーションで使用されているが、NASAは「微小重力、低重力のどちらにも対応する次世代トイレを模索している」とのこと。トイレにはまたコンパクトさも求められる。
ジュニア部門も
このプロジェクトには世界中誰でも応募でき、最も優れたデザイン3点に計3万5000ドルの賞金が贈られる。ただし応募対象となるのは18歳以上となる。これとは別に18歳以下を対象とするジュニア部門もあり、こちらの優秀作3点にはNASAのロゴが入ったグッズが賞品として贈られる。プロジェクト応募締め切りは8月17日。エンジニアリングや宇宙工学に関心のある人はいかが。
NASA Lunar Loo/Herox