心のケアや思い出づくりをサポート
新型コロナウイルスの影響で外出が制限され、社会科見学や移動教室などの行事を中止にした小学校は多い。児童だけでなく、保護者や教師も慣れない環境にストレスを抱えている。GROOVE Xはそのような状況の解決に向け、同社が手がける「LOVOT」の実証実験をスタートした。なお、同ロボットはすでに26の幼稚園や保育園に導入されているが、小学校への導入は今回の実験が初となるようだ。
東京都北区立王子第二小学校の全児童242名が対象で、期間は今年10月上旬までを予定。計6体の機体を用意し、心のケアや思い出づくりをサポートする。同校の児童からは「(新型コロナウイルスの影響で)運動会などが中止となり悲しかったが、新たな仲間が増えて嬉しい」「『LOVOT』はペットみたいでかわいい」といったコメントが寄せられている。
教育現場を多面的に支援
同校では、GROOVE X代表取締役の林要氏によるオンライン授業も予定されている。「LOVOT」のテクノロジーなどをテーマとした授業になるとのこと。同時に、児童や保護者、教師を対象としたアンケート調査を行い、「LOVOT」に接することで生じた心の変化などを明らかにする。9月にはプログラミング講座「LOVOT STUDY」も開催し、GROOVE Xは教育現場を多面的に支援していく。
PR TIMES
(文・早川あさひ)