携帯端末の浸透に伴いセキュリティアプリは増えてきているが、このほど登場したiPhone・iPad用のアプリ「FaceCrypt」はかなりユニークなアプローチだ。ユーザー本人の自分撮りの顔で施錠・解錠ができるようになっていて、第三者の操作を防ぐことができる。
FaceCryptは端末内のアプリや書類などに一つ一つロックをかけるのではなく、FaceCryptのアプリそのものをロックする。ユーザーの顔を自分撮りカメラで写して照合してFaceCryptのアプリを解錠すれば、同アプリで保護しているパスワードや書類、写真などにアクセスできる仕組みだ。
セキュリティの有効性を確保するため、生の本人の顔でのみ作動するようになっている。目の瞬きをとらえる技術を用いていて、本人でもポスターや写真に写っている顔では反応しない。
また、生体認証のほかにもパターン・マッチングやパスワードも用意されていて、よりセキュリティを厳重にしたい人はそれらを組み合わせて使用することも可能だ。
このアプリ、フルバージョンのダウンロードは4.99ポンドかかるが、無料バージョンでも生体認証などほとんどの機能が使える。
FaceCrypt