独自開発のAIを搭載
AI特許調査プラットフォーム「Amplified」では、ユーザーが発明を文章化するだけで類似特許を調べられる。その秘密は、Amplified AI社が独自開発したAIにある。このAIは、1億2,000万件を超える世界中の特許文献をディープラーニングで学習し、全特許間における類似性を把握しているという。同プラットフォームのプライベート版は、昨年11月から有償提供が始まっていた。世界各国で600名以上のユーザーがサインアップを行い、およそ2,200件の調査が行われたようだ。そして、約150万件の国際特許出願などに対するベンチマーク試験や検証の結果、AIによる作業の有効性が確認されたとのこと。
具体的な利用方法
「Amplified」の利用方法はシンプルで、まずはWebサイト経由でサインアップを行う。その後、アイデアや発明を文章として記述すると、リアルタイムで結果が表示される。また、キーワードや分類コード、あるいは日付などによる絞り込みも可能となっている。「Amplified」のWebサイト
対応ブラウザは、Google ChromeやMicrosoft Edgeなどの4種類だ。料金プランとしては、調査1件につき2万円(税別)を支払う「Pay-Per-Projectプラン」と、1ユーザーにつき毎月5万円(税別)を支払う「Professionalプラン」の2種類を用意した。「Professionalプラン」では、毎月30件まで調査を行える。
世界中で数多くの特許が出願される現在、特許文献の数は加速度的に増え続けている。そのため、先行技術の検索には膨大な時間と費用が必要だが、「Amplified」はそのような作業を効率化し、ユーザーの発明を強力にサポートする。
PR TIMES
(文・早川あさひ)