そこで米国のスタートアップが開発したのが、スマホに取り付けてスマホをホールドしやすくするグリップ「ProGrip」。シャッターボタンも付いていて、スマホを持つ右手の人差し指で操作できる。加えて、内蔵バッテリーでスマホの充電もできるというスグレモノだ。
デジカメ感覚で撮れる
スマホを手で持ちながらスクリーンをタップして撮影する場合、スマホそのものが薄いためしっかりとホールドするのは難しい。その結果、手ブレが発生しやすい。その点を解決できるのがProGrip。スマホ背面も覆うデザインになっていて、横置きにしたときに右側に片手で握りやすい厚さのグリップがくる。ProGripとスマホはBluetoothで連携するようになっていて、ProGrip搭載のボタンでシャッターをコントロールできる。まさにデジカメ感覚での撮影となる。
USB-Cポート搭載
また、ホールドする部分にはバッテリーが内蔵されていて、このバッテリーからスマホをワイヤレス充電できるようになっている。カメラを起動するとスマホバッテリーの消耗はどうしても早くなるが、予備バッテリーがあることで存分に撮影を楽しめそうだ。ちなみに、ProGripはUSB-Cポートも搭載し、ケーブルをつないでワイヤレスイヤホンなどのガジェット類を充電することも可能だ。
そのほか、グリップ部分は平らなところに立てられるつくりになっていて、スマホスタンドとして活用できるのも便利だろう。その際はスマホを回転させて、縦横どちらにも設置できる。
スマホフォトグラファーにうってつけのこのグリップは現在クラウドファンディングサイトKickstarterで資金調達中。サイトに登場してわずか1時間で目標額を達成するという人気ぶりで、記事執筆時点の出資額は94ドル(約1万円)〜となっている。8月15日まで出資を受け付け、10月にも発送される見込みだ。
ProGrip/Kickstarter