しかし、同社がこのほど発表したのは同じ二輪でも電動自転車。同社初の電動二輪「Trekker GT」には、日本のシマノ社のバッテリーやドライブシステムを搭載し、航続距離は最長150キロとうたっている。
スーツと似合う
伝統あるメーカーの作とあって、Trekker GTはクラシックな外観。かつ、バッテリーやケーブルなどをフレームの中に収納し、すっきりとしたデザインだ。フレームはアルミ製となっている。色もグレーや黒で統一され、いかにもシックな雰囲気。同社は通勤などでの活用を想定していて、確かにスーツ姿で乗るのにぴったりな雰囲気だ。
バッテリー容量は 504Wh
電動自転車の肝となるのがモーターやバッテリーだが、いずれもシマノ社のものを採用し、モーターはミッドドライブのSteps E6 100で250W出力。ピーク時の出力は500Wを超える。バッテリーはE8035モデルで、容量は504Whだ。フル充電での航続距離は、アシストレベルを最小限にすると150キロという。おそらくこの数字は、健脚な人の場合で、一般の人が利用するときはもう少し短くなりそうだ。とは言え、100キロを超える航続距離は心強い。
そのほか、ハンドル部分にスピードや走行距離、時刻、バッテリー残量などを表示するディスプレイも備える。また、サドルはTriumphが超快適とうたうSelle Royal Vivoを採用し、グリップもコントロールしやすいデザインにするなど、細部までこだわっている。
価格は3750ドル(約40万円)〜と”大人向け“。しかし当然のことながらTriumphのオートバイを買うよりは安い。すでに欧州と米国で販売し、アジアでの展開スケジュールは今後詰めるようだ。
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