![](https://techable.jp/wp-content/uploads/2020/06/FF3DEA74-BC62-46DE-9B29-0EC6FD2B74C3_1_201_a-300x225.jpeg)
一般発売といっても企業や教育・研究機関への販売を想定していて、価格も7万4500ドル(約800万円)と高級車並みの設定となっている。
用途を開拓できる
![](https://techable.jp/wp-content/uploads/2020/06/E406DCB6-9B21-4915-A86E-120292274F4B_1_201_a-300x225.jpeg)
今回販売する「Spot Explorer」は、販売先として想定している企業や教育・研究機関が用途を“開拓”できるようになっている。これまでは、レンタルプログラムで手を挙げた企業に貸し出してきたが、興味のある機関や組織は今後所有できることになる。
アドオン機器も販売
レンタルプログラムでは、Spotは実に多様な使い方をされてきた。たとえばノルウェーの石油探査会社は、石油の掘削現場にSpotを投入した。ガス漏れがないかどうかのチェックを人に代わって行わせたり、装置の計器などの映像を遠隔地にいるオペレーターに送信したりといったものだ。また、直近ではSpotにタブレット端末を設置して、病院で新型コロナウイルスの検査を受けにきた人の遠隔受付に活用するという例もあった。
基本的には、リスクを伴う作業を人間に代わって行わせるというのがSpotの活用方法で、障害物などを避けながら自律歩行できるだけに守備範囲は広い。
用途を広げるためのカメラやLidar、追加バッテリーなども別途販売するほか、用途に合わせたSDK開発もダイナミクス社がサポートするという。
作業リスクを減らすだけでなく、労働力不足を補うという点でもソリューションとなりそうだ。
Spot/Boston Dynamics