外観はスピーカーというよりプリンターのような感じだが、一番想定される使い方はやはり音楽を楽しむことだろう。スマートフォンやPCなどの端末に保存されているお気に入りの音楽を24ビットという高品質の音で楽しめる。端末とはWi-FiやBluetoothで連動する。
また、あらゆるストリーミング配信サービスにも対応し、端末を経由してネットラジオも聞ける。専用のアプリでは、ユーザーの住まいの地域で視聴可能な放送局の検索も可能となっている。
そしてMusaicの最大の特徴が、他のオートメーション家電との連携だ。オートメーション家電は照明や鍵、ホームセキュリティーなどこのところ急速に増えてきている。そうした家電をWi-Fiで接続することで、あらゆる操作がMusaic1台で可能になる。例えば、照明をMusaic本体のボタンやアプリで操作することができる。
かつては、多くの家庭にラジカセやコンポがあっただろう。多くの音楽がデジタル化され、インターネットが普及した今では、スピーカーだけを設置しているという人も少なくないはず。Musaicそうした装置の進化型ともいえ、今後は1家に1台あってもおかしくないものになるかもしれない。
開発したロンドンのスタートアップは現在「Kickstarter」でキャンペーンを展開中で、今なら160ポンドで入手できる。キャンペーンは今月21日まで、発送は9月を予定している。
Musaic