そこで活躍するのが、振動を吸収して滑らかな映像にしてくれるスタビライザー。しかし、その多くが高価だったり、充電式だったりする。もっと気軽に使えるものをと開発されたのが「GravGrip」だ。
カウンターバランス効果
GravGripは、自撮り棒などハンドルの先に取り付けて使うかなりコンパクトなスタビライザー。360度回転し、ジーンズのポケットなどにも入るほどのサイズながらスマホやアクションカメラを設置するアダプターも付いている。肝となるのは、アダプターの下にくるカウンターウェイト。回転させたり、傾けたりするときの振動をカウンターバランス効果で吸収し、手ぶれを補正する。またウェイトを回転させて微妙に位置を変えることで補正スピードを調整することも可能だ。
ウォーターアクティビティにも
GravGripはウェイトを活用しているので他のスタビライザーと違って充電の必要がなく、使いたいときにうっかり充電し忘れて使えなかった、ということがない。また、防水なので海水浴やプールなどのウォーターアクティビティ撮影にも使える。重さはわずか107グラムと軽量で、アドベンチャーのお供にバッグにしのばせておくと良さそう。
GravGripは現在クラウドファンディングサイトKickstarterで資金調達を展開中。構造も目的もシンプルだけあって、出資額は35ドル(約3800円)〜とかなりリーズナブル。ハンドグリップが付いてくるパッケージは39ドル(約4200円)〜だ。
すでに目標額は達成し、出資を7月2日まで受け付けたのち8月に発送が開始される見込み。この夏のイベントや旅行の撮影から活躍しそうだ。
GravGrip/Kickstarter