両社はWithコロナ・Afterコロナ時代の地域活性化・インバウンドビジネスに焦点をあて、リアル×バーチャルの新しいマーケティング手法の確立と、デジタルマーケティングにおける今後のサービスモデルの創出を目指し共同実験を開始するようだ。
日本の技術・逸品・食材を楽しむ
新型コロナウイルスの影響でオープンが延期されていた原宿の商業施設「WITH HARAJUKU」が6月5日から6月25日にかけて全14店舗を順次開業すると発表。そのリストに名を連ねているのが6月16日開業予定の「HARAJU Cross JMC_est」だ。この名の由来は、NTTアドが所有するショールーミングスペース「HARAJU Cross」にて、羽田未来総研が手がける、日本の魅力を伝えるブランド「JMC_est」を展開するところによる。
JMC_est(JAPAN MASTERY COLLECTION_est)は、訪日外国人観光客や日本の次世代に「自らの言葉で日本の素晴らしさ、魅力を語っていただきたい」という想いから生まれた。日本各地の知られざる優れた技術・逸品・食材を発掘し、編集・ブランディング・発信していくブランドだ。
このたびオープンする「HARAJU Cross JMC_est」では、次世代の注目アーティスト達の作品がならぶセレクト型JAPAN SHOPと、「二十四節気」をテーマとした陰陽五行の食材を用いた食事・スイーツを提供するカフェ・バーを運営するという(ビーガン対応メニューも有り)。
パーソナライズド・マーケティングの高度化
一方、NTTアドは「HARAJU Cross JMC_est」において、IoT、タブレット、デジタルサイネージ、スマホアプリなどのNTTグループの各種デジタルソリューションを活用し、嗜好・行動・購買動向を分析する。その結果をもとに、パーソナライズド・マーケティングの高度化を目指すようだ。なお、同実験の検証結果は羽田空港のサービス・リテール分野のCX向上にも反映させる予定とのこと。
原宿駅直結の「WITH HARAJUKU」は、「IKEA 原宿」が国内初のスウェーデンコンビニ&カフェや都市型店舗出店したことで注目を集めていた。「WITH HARAJUKU」のコンセプトは「未来を紡ぐ”たまり場”」。文化と創造力を世界に発信するTOKYOの新たなプレゼンテーションステージとして誕生した同施設で、両社は次世代のマーケティング手法やサービスモデルを創り上げるかもしれない。
PR TIMES