手のひらほどの小型の大きさのデバイスで、家庭のワイヤレスネットワークを使い、各スピーカーを連動させて、Webからの音楽を流すことができるというもの。この「Beep」の優れている点は、わざわざ「Beep」専用のスピーカーを用意する必要がなく、AUX、RCAなどの適合する外部端子さえあれば、どんな既存のスピーカーでも使えるところだ。たとえば、リビングのホームシアタースピーカーで流している音楽を、そのままキッチンのスピーカーでも同時に流す、といったようなことが可能になる。
また、「Beep」の機器本体には、再生や音量調節機能も付いていて、1度タップすると、一番最新で流れた曲やプレイリストが再生され、もう1度タップすると再生が停止される。ダイアル部分は通常の音量ダイアルのように、右や左に回転させることで、音量調節ができる。
「Beep」には24-bit DAC(digital-to-analog converter)の技術が採用されているので、高音質な音声が再現されているという。さらに、家族など数名のメンバーが、それぞれ「Beep」の機器を保有している場合、各「Beep」デバイスを統合してグループ化したり、逆に違う音楽を流すように独立させておいたりすることが可能だ。
ユーザーは、iOS、Androidのスマートフォンやタブレットで、音楽選択などの操作が可能。現在のところ、Pandoraのストリーミングと、ユーザーがiOSなどのモバイルデバイス上に保存している音楽のみに対応しているが、今後さまざまな音楽アプリに対応していく見込みだ。
スピーカーに接続するだけで、家庭の音楽ネットワークを統合し、制御できるという、音楽好きならたまらないシステム。今年秋にローンチ予定で、販売予定価格149ドルのところ、事前予約なら99ドルで購入することができる。
Beep