オンライン会議の効果を向上させるためのシステムとして、さまざまなシーンでの活用を想定している。
「Hylable」の概要
「Hylable」では、オンライン会議参加者の端末(PCやスマートフォン)ごとに音声を取得し、発言の量やタイミングを定量化。それをリアルタイムで画面上に表示することで、累積の発話量やターンテイク(やり取りの量)が可視化される。この情報の活用によって、会議参加者は自分の状態をモニタリングしながら行動の改善につなげる。また、議論の進行役は、発言量の少ない参加者を見つけて発言を促すことで、より効果的なオンライン会議が実現する。
さらに、会議の管理者は、同時進行する複数のオンライン会議情報を一覧でチェック可能。議論の様子を比較したり、必要に応じて会議に参加したりすることができる。
開発背景
ハイラブルは、対面で行われる議論を自動的に分析・可視化するサービスを提供し、のべ1万6,000人以上の議論を分析してきた。ただし、同社による従来のサービスは対面の議論のみを対象としており、最近のトレンドとなりつつあるオンライン会議には対応していなかったという。そこで、協力関係にあったリバネスとタッグを組み、前述のシステム「Hylable」を開発。今後は、企業活動や教育現場などにおける活用を想定し、同システムを展開していくとのことだ。
PR TIMES
(文・早川あさひ)