卒業生は3Dアバターで参加
同校は、新型コロナウイルス感染防止対策で大規模なイベントが次々と中止される中、同校5年生から11年生の在校生の有志約50名と一部の卒業生がバーチャル空間に「手作り」した会場内で「バーチャル卒業式」を実施。バーチャル空間は、サンドボックスゲームである「マインクラフト」上で作られ、卒業生がこれまで過ごしたアオバの体育館や校舎なども卒業生のアバターと共に再現された。バーチャル卒業式では、国際バカロレア修了生を含む高校三年生12名が、同校の生徒たちが構築したバーチャルキャンパス内に設置された会場にて、卒業式の開会、修了証受領、答辞までの全工程に3Dアバターとして参加。卒業式の様子は動画共有サイト「Vimeo」を通じて関係者にリアルタイムで配信された。
バーチャル空間でも感謝を表現
卒業式が始まると、音楽が流れ、同校のスクールカラーであるエンジ色のガウンとハットを着た卒業生のアバターが体育館の入口から次々と入場し壇上へ。激励のメッセージが流れると卒業生のアバターはバーチャル空間でジャンプをするなどし、感激の気持ちを表したという。卒業式の終盤には、バーチャル空間で卒業生一人ひとりに修了証書の授与も行われ、本番さながらの卒業式が執り行われようだ。バーチャル空間であれど、卒業式を仲間ともに迎えられたという思い出は生徒たちにとってかけがえのない思い出となったに違いない。
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