マスクをしたままでも検温可能
「SenseThunder」は、AI顔認識技術と赤外線カメラを使い、マスクを着用したままでも対象者の体温を測定し、感染症の拡大予防につなげることができるソリューション。AIを活用した「独自の顔認証デバイス」と「サーモグラフィカメラ」の組み合わせにより、わずか0.5秒で個人認証と体温測定を同時に実施し、高精度かつ高速な検温が可能な点が大きな特徴だ。既存のセキュリティーゲートへの装着やスタンドへの設置が可能で導入しやすく、来訪者の検温や、検温と顔認証による入退出管理など、用途に合わせた利用が可能になるという。
異常を検知すると警告
今回イオンモールに納入されたのは、「SenseThunder」のラインアップのうち、コンパクトモデルである「SenseThunder-Mini(センス・サンダー・ミニ)」。「SenseThunder-Mini」は所要時間0.5秒で、かつ±0.4度の精度で検温可能な点が特徴。マスクや眼鏡を着用したままで、さらに0.5~1.2メートルの距離からでも、0.5秒以内に検温および顔を検知ができるというスピーディーな測定を実現した。体温異常を検知した場合、分かりやすい画面表示でユーザーへ検温結果を知らせたり、音声またはブザーで警告する機能も備えている。
すでに新型コロナウイルス感染症の予防対策として、国内の官公庁や病院、企業での利用が広がっているという同ソリューション。ジムなどの運動施設での利用者の体温測定や、飲食店での接客・調理スタッフの体調管理などへの活用も想定されており、企業や病院のみならず幅広いシーンで導入されていくのではないだろうか。
ソフトバンク