そのウェブ会議に高品質のデジタルカメラを使えるようにしようと、富士フィルムが同社のデジカメ用の無料ソフトウェア「FUJIFILM X Webcam」を開発し、提供を開始した。
Windows 10向け
経験のある人ならわかるかと思うが、デバイスに付いているさほどクォリティが高くないカメラだとどうしても映像が粗くなってしまう。そんなとき、富士フィルムのデジカメをウェブカメラとして使えるようにするのが今回のソフトウェアだ。対応するカメラの機種はXシリーズとGFXシリーズ。一方、ソフトウェアはWindows 10向けとなる。使い方は至ってシンプルで、まずパソコンにソフトを入れ、対応カメラをUSBケーブルでつなぐ。
そしてウェブ会議のソフトで、使用カメラとしてつないだ富士フィルムのものを選択する。するとXシリーズとGFXシリーズの高品質な映像でミーティングができる。
色調の変更も
このソフトでは、色調の変更ができる「フィルムシミュレーション」も利用できる。対応カメラ機種はGFX 100、GFX 50S、GFX 50R、X-H1、X-Pro 2、X-Pro 3、X-T2、X-T3、X-T4となる。たとえばGFX 100は4K30Pの動画撮影ができるなどかなり高スペックなので、プロレベルのウェブ会議映像となること間違いなしだろう。
今回の新型コロナを機に在宅勤務を増やす動きがあるが、富士フィルムのカメラを持っている人でウェブ会議がルーティーンとなっている人は試さない手はなさそうだ。
富士フィルム
(文・Mizoguchi)