Movaと併せてソーシャルVRプラットフォーム「Manova」も提供し、ユーザーが互いにバーチャルの世界で体験を共有できるようにする。
ハンドジェスチャーで操作
スタンドアローンタイプのMovaはクアルコム社のチップセットSnapdragon 845を搭載。この手のものとしては初となる5G対応だ。もちろんLTEとWi-Fiにも対応し、ユーザーの動きを追跡するのにカメラ2台を活用している。ゲーム用にハンドヘルドのコントローラーが付いてくるが、システム操作は手の動きの追跡で行う。
ディスプレイの解像度は2880×1440ピクセルで、リフレッシュレートは90Hz。そのほかの特徴として、Movaはコンパクトで軽量であることが挙げられる。同社によると、重さは470グラムで競合する他社製品より20%ほど軽いという。
アバター同士で交流
また、ヘッドセットとともに用意されるVRプラットフォームもManova注目に値する。Manovaにはさまざまな”スペース“が用意されていて、ユーザーはアバターとなってそうした場所を訪れることができる。たとえば公園やビーチを友達のアバターと歩き回ったり、パーティーを開いたりといったことができる。
つまり、現実世界と同じようにアバターを使って仮想空間で社会活動を展開できる。こうした機能をリモート教育にも生かす取り組みもXRSpaceは計画しているようだ。
新型コロナウイルスでは感染拡大を抑制しようと、いまだに世界さまざまな国で人と人が直接会って交流することが制限されているが、そうした交流を部分的に補えそうなアバターソーシャルがどういうものなのかは、こちらの動画で確認できる。
XRSpace