ユニフォームのサイズ集計・返品交換に伴うコストの削減が主目的で、今後は第三者企業の協力のもとで実証実験に移り、精度向上やサービス改善を目指す。
企画開発の背景
ユニメイトは、ユニフォームの販売やレンタルなどのサービスを広く展開。その中で、ユニフォームのサイズ違いによる返品率は最大40%にもなり、返品交換の対応に多大な労力やコストが発生していたという。また、交換に備えた過剰在庫が廃棄品の発生につながり、環境配慮の観点においても課題があった。そこで今回はモンスター・ラボとタッグを組み、自動採寸PWA(Progressive Web Apps)を企画開発。PWAとは、モバイルブラウザとネイティブアプリの利点を併せ持ったWebアプリのことを指す。
そのPWAにおいて、画像認識を活用した自動採寸のAIエンジンを用いることにより、ユニフォームのサイズ集計や返品交換に必要なコスト・在庫の削減を図る。また、最適なフィッティングによって、エンドユーザーにとっての着心地の向上も実現する。
「AI×R Tailor」の概要と今後の展望
前述のような経緯で企画開発された自動採寸PWA「AI×R Tailor」は、サイズ測定対象者の背面・左側面の写真と、基本データ(身長や体重など)から、適したユニフォームのサイズがフィードバックされるシンプルなアプリケーション。「AI×R Tailor」の紹介ページへ
正確な写真を撮るコツがあらかじめ提示されるほか、撮影補助として人型の枠が出てくるため、容易に撮影ができる仕組み。
今後は第三者企業と実証実験を進め、「AI×R Tailor」のサービス価値向上を目指すとのことだ。
PR TIMES
(文・早川あさひ)