非営利のジャーナリズム組織ProPublicaからローンチされたもので、ユーザーの近隣で、もっとも早く診察が受けられそうな病院を検索できる。ユーザーはサイト内にあるフォームに、自分の所在地の郵便番号、または通りの名前を入力する。するとプラットフォームは、各病院の平均的な待ち時間データや、病院からどれくらい離れているのか、Googleのリアルタイムの交通情報など、さまざまな要因から判断し、どの病院がもっとも適当であるのか判断する。
またユーザーは、診察を受けるまで、あるいは家に戻されるまで、骨折の痛み止めを受け取るまでに、平均的にどれくらいの時間がかかるのか、より症状が深刻な場合、部屋に移されるまでにどれくらいの見込み時間が想定されるのか、あらかじめ把握することができる。
サイトによると、今いる場所から一番近い病院が、最短で診察を受けられる場所とは限らないという。病院によって医師の数も、医療の方針や設備もそれぞれ異なる。この「ER Wait Watcher」があれば、自力ではなかなか探しにくい、最短で受診可能な病院を見つける手助けとなり、およその見込み時間まで把握できるようになることは、患者の負担を大きく減らしてくれるだろう。ただしサイトでは、より正確な見込み時間を知るために、各病院に前もって電話して確認することを推奨している。
ER Wait Watcher