スマホとワイヤレスで連携し、アプリにアップロードした音楽ならなんでも流すことができ、さらにはアプリで作曲して流すこともできるというものだ。開発元はアプリで操作するオルゴールは世界初とうたう。
アプリで選曲
台湾のスタートアップが手掛けた機械仕掛けのオルゴール「Muro Box」は、木製の台の上に置かれ、見た目は普通のオルゴール。コンセントにプラグをつなげて使うタイプで、シリンダーが回転して小さな突起が音を奏でる構造だ。外観はかなりアナログな感じだが、実はスマホと連携するようになっている。専用アプリに入っている曲、もしくは自分の好きな曲をアプリにアップロードすれば、それらをMuro Boxからオルゴール音として流すことができる。
世界で1つだけのものに
従来のオルゴールでは決まった曲しか流れないのに対し、Muro Boxは基本的にあらゆる曲に対応するという、かなり画期的なもの。しかもMuro Boxのアプリでユーザーが作曲できるようになっている。仕上がった作品をMuro Boxに送れば、まさに世界で1つだけのオルゴールとなる。その他、アプリで設定した時間に好きな曲が流れるようにして目覚まし時計のように使える機能もかなりユニーク。オルゴール独特の柔らかな響きで目覚めが清々しいものになりそうだ。
まさに新旧のテックがつまったMuro Boxは現在、クラウドファンディングサイトIndiegogoで資金調達を展開中。すでに目標額を達成し、今なら330ドル(約3万6000円)の出資で入手できる。
テックを取り入れているだけあって従来のオルゴールよりかなり高価だが、温もりのあるオルゴール音であらゆる音楽を楽しめるというのはかなり魅力となりそう。出資は6月19日まで受け付け、今年12月の発送を予定している。
Muro Box/Indiegogo