過去に海外クラウドファンディングサイトで人気を博した同製品が、いよいよ本格的な展開に向けて始動する。
「CrossHelmet X1」の概要
「CrossHelmet X1」は、多くの先進的な機能を備えたバイク用ヘルメットだ。同製品開発チームのミッションは、「長らく進化の乏しかったヘルメットを、最新技術を用いてより便利なものに生まれ変わらせる」というもの。また、開発にあたってはライダーの安全性向上を最重要視しているという。そのような思いが詰まった「CrossHelmet X1」は、「HUD(ヘッドアップディスプレイ)+カメラシステム」や「クロスサウンドコントロール」など、魅力的な独自機能を数多く搭載している。
まず「HUD+カメラシステム」では、ヘルメット後方の超広角カメラが捉えた映像を、ヘルメット上部のディスプレイに投影。自動車でいうところのバックミラーの役割を果たし、ライダーは後方確認の振り返り動作をすることなく安全な運転に集中できる。
また、特許取得済みの機能「クロスサウンドコントロール」は、ヘルメット内のマイクが外部の音を集め、周波数帯域に応じて音場のダイナミックコントロールを行うというもの。これにより、ドライバーの疲労などの原因になるノイズの軽減を可能とした。
そして、便利な2.4GHzワイヤレス接続にも対応。スマートフォンと接続することで、Siriなどの音声アシスタントとの連携を行える。他にも、目的地までのナビゲーションやハンズフリー通話などで自由自在に活用できそうだ。
「Makuake」にてプロジェクト開始
「CrossHelmet X1」は、クラウドファンディングサイトの「Makuake」にて出資の受付をスタートした。10個限定の超早割も用意しており、その場合は1個15万円(税込)という割引価格で購入可能。プロジェクト終了日は7月20日で、発送は今年11月中旬を予定する。なお、Techableでは同製品の開発に関するインタビュー記事も過去に掲載。開発秘話に興味のある方には、ぜひご覧いただきたい内容となっている。
Makuake / CrossHelmet X1
(文・早川あさひ)