Webページの読み上げを多用する方は、デフォルトで「音声で読み上げる」機能を搭載したMicrosoft Edgeを愛用しているかもしれない。

現段階でもじゅうぶん聞き取りやすいボイスで読み上げを行ってくれるが、プレ開発者向けとなるCanary版ではより自然なボイスが選択できる。そしてついに、PDF文章でもこれが可能となった。

同機能の追加により、最強の音声読み上げツールとしてのEdgeのポジションは盤石化したと思われる。

長文読み上げも心地よく

PDF文章の読み上げはAcrobat Readerの拡張機能を追加するなどすればChromeでも可能だが、読み上げ機能が統合されているEdgeならよりシームレスに処理できる。

ファイルの場所がWeb上かローカルかを意識しなくてよいのは、読み上げだけでなくハイライトツールを用いた編集についても同様だ。また、昨年Chromium版Edgeに追加された自然なボイスは、聞いていて疲れにくく、長文となりがちなPDF文章の読み上げとは相性が良いだろう。

英語か日本語かを自動で判別

EdgeのCanary版を利用されている方は、テスト段階の機能（edge://flags/）一覧から自然なボイスでのPDF文章の読み上げ機能が追加できる。

音声オブションから多様な音声のタイプが選択できて、機能を追加することでデフォルトで「Natural」なものが利用されるようだ。

もちろん日本語にも対応しており、文章の内容を見て英語か日本語かを自動で判別してくれるのもうれしい（現行のEdgeでは日本語の音声を設定していると英文読み上げはカタコトになる）。

正式版のEdgeに同機能が追加される時期は不明だが、PDF文章を読む機会が多い方などは、一度試してみることをおススメする。