都市部と地域を「食」でつなぎ、消費者の豊かな食卓づくりと、農業界や飲食業界などの抱える課題解決へと貢献していくようだ。
事業者と消費者のニーズに応えられるか?
今般の新型コロナウイルス感染拡大に伴い、消費者意識の変化や飲食店および食材を納入する農家などの一次産業への危機が巻き起こっている。消費者においては「人との接触を避けたい」「在宅太りや免疫低下を避けるために健康に気を使う」「家での食事をいかに楽しむか」などの意識が働き、消費行動に一定の変化が見られるという。データマーケティング「マナミナ」の調査によると、あるファッションECへの訪問者数が2割増しとなったり、「免疫力」に注目が集まり乳酸菌飲料の売れ行きが好調であったりと同ウイルスの影響で売上を伸ばしている業界もあるとのこと。
一方、飲食店や農家などにおいては休業や客足の減少により、生産物や商品が販路を失い、経営危機に直面しているところも少なくない状況だ。
同社はこのような流れのなかで、「人との接触がない」「新鮮でおいしい農産物を届ける」ことや「生産物・商品の販路・流通の拡大」「飲食店の収益化」「フードロスの軽減」などを目指し、次世代型無人販売サービス「LOCKAL」の実証実験を開始する。
実証実験第1弾とその後……
「LOCKAL」とは「LOCKER + LOCAL」の造語であり、地域の生産物をロッカーのようにいつでも受け取れる仕様から名付けられた。このたびの同サービス第1弾となる実証実験は、東京・中目黒の飲食店「中目黒ラウンジ」の店頭を活用し、山梨県北杜市産の有機野菜の無人販売をおこなうとのこと。
今後は、ビッグデータや画像認識などのテクノロジーを活用したツールの開発、販売店舗の拡大と生産者の募集、取り扱い商品に加工品を追加するなど、さらなる利便性向上を目指すようだ。
PR TIMES