オンライン会議は遠隔で参加できる点が魅力だが、依然として不便な点も多い。具体例として挙げられるのが、名刺交換ができないこと。会議を行った相手のコンタクト情報管理に苦しむユーザーも多いという。
そのような課題を解決すべく、名刺管理アプリ「Eight」など複数のサービスが、QRコードによる名刺作成・交換機能をリリースしている。
オンライン会議上での名刺交換を容易に
Sansan株式会社のアプリ「Eight」は、名刺を正確にデータ化して管理することができるため、愛用しているビジネスパーソンも多いだろう。今回は、そのアプリ内において新機能がリリースされた。自分の名刺情報をもとに作成された「Eightプロフィール」を、QRコードとして生成。オンライン会議で使用したいバーチャル背景を選択すると、前述のQRコードと組み合わせた画像がダウンロードできる。これをオンライン会議の相手に撮影してもらえば、スムーズな情報交換が可能になる。
また、株式会社メディアシークが手掛けるQRコード読み取りアプリ「アイコニット」では、「QR名刺」の作成をサポート。
ユーザーの情報をQRコードとして表示してくれるため、Webカメラに直接映して相手に読み取ってもらったり、会議の背景画像にQRコードを合成したりと、幅広く活用できそうだ。
オンライン会議の背景を名刺のようなデザインに
そして、オンライン会議の背景を名刺のようにデザインできるサービスも現れた。それが、株式会社キッズプレートがリリースした「バーチャル名刺背景ジェネレーター」だ。
Webページ上に必要項目を入力し、任意の画像をアップロードするだけで、名刺のようなデザインの背景画像を生成・ダウンロード可能。会社のロゴや部署名なども自由に入力することができる。
バーチャル名刺背景ジェネレーター
政府の専門家会議で提唱されている「新しい生活様式」には、「会議や名刺交換をオンラインで行うこと」も盛り込まれている。今回紹介した新しい機能やサービスは、そのようなスタイルへの移行を強力に後押ししてくれるはずだ。
PR TIMES(Eight / アイコニット / キッズプレート)
(文・早川あさひ)